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交配・出産の流れ

   
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交配・出産の流れ  
   

 

交配時期 (出産までの日数は63日ぐらいが目安です)

男の子は生後12ヶ月(1歳)から 女の子次第で いつでもOKです。 より健康な子を産ませるためには2歳からが良いとされています。11〜12歳まで交配は可能です。

女の子は生後8ケ月から10ケ月ぐらいから初潮が始まり 子犬を産めるからだになりますが、より健康な子を産ませるためには1歳半からが良いとされています。 出血が始まった日から10日後〜4日間の間が交配時期となります。目安としては分泌液が赤から(1日〜10日)ピンクになり(11日〜14日)、女の子の局部付近をふれると尾を上げて左右に動かし男の子の行動を受け入れるような姿勢をします。それ以外(受け入れ態勢でない場合)はふれてもしっぽで局部を隠してしまいます。一度出産経験があれば7歳ぐらいまでは出産は可能です。

交配時

男の子は交尾が始まると背面行為ですぐ射精してしまいますが、その後 たがいに後ろ向きにつながるような姿勢になります。(この間は男の子の生殖器が特殊な形になっているため簡単に抜けないようになっています)時間にすると10分〜15分、長いときは1時間ぐらいになるときもあります。

交配後

1ヶ月もたつと、体重を計ると尻上がりに増えていれば妊娠の兆候です。食欲にムラが出るようなら(つわり)餌を替えるなどして栄養価の高いものを食べさせるようにして下さい。1ケ月ぐらいまでは適度な運動をさせた方が安産になります。

それをすぎると日頃の運動もひかえめにしてむやみに走らせたり、ジャンプ、階段の上り下りをさせないようにします。おなかが大きくなるにつれ食欲が増してきますが、子宮を胃が圧迫しているため1度にたくさんの量は食べれなくなっていますので食事の回数を増やして少しずつ与えてあげて下さい。
食事は栄養価の高いもの、動物性のタンパク質、便秘をふせぐための野菜、カルシウム等々。

注:小型犬などは抱き上げるときに腹部を圧迫しないように気をつけること。

お産の準備

母犬が落ち着ける静かな場所に産箱を用意します。木でもダンボールでも良いので、生まれた子犬が出ていかない程度の高さに四方を囲み、母犬が出入りする際に大きいお腹があたらないように1カ所出入り口をあけてあげて下さい。母犬が横になり 中に食器をおけるくらいの大きさが必要です。子犬達のスペースも確保してあげて下さい。広すぎず、狭すぎないようにして工夫をして下さい。

中には、古い毛布やタオルなどを敷いておきます。母犬がかきむしったり、箱の外に出したり、局部から出る粘液などで汚したりしたら、又 清潔なものに替えて上げましょう。(多めに用意しておくと良いですね。)

産箱の温度を20度を下回らないように、冬場などはペットヒーターなどやソフトアンカなどを入れて暖めてあげるようにしてください。屋外犬の場合は犬舎にタオルや毛布を入れてあげます。

注:小型犬などは抱き上げるときに腹部を圧迫しないように気をつけること。

出産

63日きっちりで産まれるわけではなく、2〜3日ずれる場合もあります。
母犬が落ち着きがなくなり、アクビをするようになり、大きく口を開けて奇妙な なき方をしたりします。これは陣痛が始まった証拠で、後 半日か1日で出産です。

出産は夜中から明け方にかけて行われることが多いです。呼吸が激しくなり、グルグル回りだし、さらにいきみが強くなり、後ろ足を伸ばすような仕草をします。これは子犬が産道を下りてきているからで間もなく、薄い袋に包まれたものが現れます。
(強いいきみに移行してから1時間たっても出産にいたらない場合は難産のおそれがあるのので、かかりつけの獣医に連絡して指示をあおぎましょう)
母犬はこの袋をなめながら食べてしまい、子犬の全身をなめまわし、母犬と子犬のつながっているヘソの緒を自分で噛み切ります。
母犬が噛み切ったヘソの緒が長すぎる場合、もしくは母犬が噛みきれない場合は 子犬の腹から2cmのところに糸を結び(たこ糸など丈夫で結びやすい糸)、腹から3〜4cmの所を消毒済みのハサミでカットします。 15分ぐらい後に胎盤が出てきますが母犬が残ったへその緒と共に食べてしまいます。

又、30分〜1時間ぐらいで次の子が産まれます。先ほどと同じように膜を破り、へその緒を噛み切り、きれいになめます。こうして、平均30分〜1時間の間に1頭ずつ産み続けます。

この間、家人が騒いだりすると母犬が敏感に感じ取ってしまうのでなるべく平常心で側で見守ってあげましょう。

どうしよう

出産を介助する自信がない、仕事の都合で出産に付き添えない、初産なので経験もなく不安だというかたは、獣医師さんに任せるという手もあります。又、難産のケースが多い犬種も獣医師さんに任せた方がよいこともあります。 チワワやポメラニアンなど、一般に胎子数が少ないと子宮内で育ちすぎる傾向があるので難産になりやすいのです。

産まれた子犬は、薄い袋に包まれて出てきますが、破れた状態で産まれてくることがあれば、 仮死状態の危険があるので、すぐさま子犬の鼻などをふさいでいる粘膜をアルコールなどでぬらした 脱脂綿でぬぐいとってあげたり、人間が口で吸い出してあげたりし、体を軽く摩擦し、人工呼吸を してあげます。息を吹き返したら又、他の子犬と同様に母犬の側に移し、乳房をふくませます。 子犬が自分から乳を吸い出せば安心です。

子犬が頭の方から出てくればいいのですが、足から出てこようとしてる場合(逆子)、又は、母犬の 陣痛が弱すぎる場合などは専門の獣医さんに診てもらうようにします。そのためにも、前もってかかりつけの 獣医さんに電話診療、直接 夜間診療してもらえるか、確認をとっておきましょう。

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